引っ越しを前々日以降にキャンセルをすると料金がかかる 段ボールはどうするのか

タイプライターとCANCELと印字された紙 引っ越し料金

引っ越しを業者に予約したけれどキャンセルしなくてはいけなくなった。この場合どのくらいお金がかかるか、また段ボールなど資材を受け取っていた場合はどうするのかお話します。

値上げされた引っ越しのキャンセル料

タイプライターとCANCELと印字された紙2018年5月31日までは引っ越しのキャンセル料は、当日なら運賃の20%、前日なら10%までとなっていました。しかし2018年6月1日からは標準引越運送約款の改正によって当日なら運賃および料金の50%、前日なら30%、前々日なら20%までと大幅に値上げされました。

参考:標準引越運送約款

実はこれパッと見た額面以上の値上げとなっています。

運賃の何%という記述から運賃および料金の何%へと変わっています。つまり運賃以外の費用も加算された割合のお金が必要となるということです。何が加算されるのかというと、人件費です。

例えば運賃3万円、人件費3万円での契約だった場合、改正前と後ではキャンセル料は以下のようになります。

キャンセル日 改正前 改正後
当日 6000円 3万円
前日 3000円 1万8000円
前々日 なし 1万2000円

改正前に引っ越しのキャンセルをしたことがある人はかなり高額になっていることに驚くと思います。

値上げされた理由

値上げされた原因は引っ越し予約がネット上で簡単にできるようになり、同時にキャンセルも手軽にできるようになったことと、ドライバー不足にあります。

業者は人の手配など事前にしなくてはなりませんが、ドライバー不足の状況の中引っ越し間近にキャンセルされると会社として痛手が大きいです。

当然キャンセルの件数が上がるとそれだけ業績に悪影響が出ます。なのでキャンセル率を抑えるという狙いがあって値上げされたということです。

上記の料金はあくまで標準引越運送約款の中での話です。会社によってはこれとは別に料金が設定されている場合があり、たとえ前々日よりも前にキャンセルの連絡をしたとしてもお金がかかることがあるかもしれないので注意しましょう。

段ボールなど資材はどうすればいいのか

引っ越しに必要な資材 段ボールとテープとはさみ

段ボールやガムテープなどの資材を受け取っている場合はその分の料金を払わなくてはいけないことが多いです。

これらに関しては無料で利用できると記載されていても、引っ越し契約をするなら無料であり、キャンセルするなら有料あるいは自分で業者に返却しなくてはいけないという場合がほとんどです。

返却するにしても送料はかかるのでやはりお金がかかります。

他社への乗り換えや悪天候、その他さまざまな理由で突然キャンセルしなくてはいけなくなるということは割とあることです。契約しても、段ボールなど資材の受け取りはその業者に頼んで引っ越しすることが確定してからのほうがいいでしょう。

まとめ

後になるほど引っ越しのキャンセル料は高くなります。キャンセルすることが決まったならできるだけ早く連絡しましょう。

段ボールなどの資材を受けとっていると前々日より前にキャンセルしてもお金がかかることがあるので、資材受け取りはすぐにはしないほうがいい。以上です。

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