何らかの事情があって無職の状態で部屋を借り、引っ越す必要があるという場合でもちゃんと賃貸契約して引っ越すことはできます。
もちろん就職した状態よりは選択肢は狭まります。けれどこのページに書いている無職でも借りやすい物件のタイプと審査を通りやすくする方法を読めばいくらか物件が見つけやすくなるはずです。
無職でも賃貸契約しやすい物件のタイプ
無職でも部屋を借りやすいのはマンスリーマンション、UR賃貸住宅、あとおすすめはできませんが事故物件です。
前払いのマンスリーマンション
マンスリーマンションの大きな特徴は前払いであることと、家主が家賃未納などに対して契約更新しないという対応を簡単に取れることです。
前払いなのでそもそも未払いの心配を家主がしなくて済みます。また、他の契約形態だと借地借家法によって滞納などがあっても立ち退きをさせにくいのですが、マンスリーマンションの場合は利用期限が来れば強制退去させることができます。
なので家主は「この先家賃を払ってもらえるかな」と心配する必要がなく、借り手がちゃんとその都度家賃を支払っていれば無職であるとかは問題となりません。
実際、上京する人や仕事を辞めて社宅を出て仕事を探すという人によく利用されるようです。
デメリットとしては家具・家電が備え付けられていることが多く、今持っているものがある場合邪魔になりやすいことと、家賃が高めに設定されていることです。
UR賃貸住宅
都市再生機構が管理する公的な賃貸住宅のことをUR賃貸住宅といいます。仲介手数料や礼金、保証人が不要の物件です。
保証人が不要な分、お金に関する審査基準は高めです。家賃の100倍の貯金を持っている、あるいは家賃1年分を前払いすることが条件だったりします。
事故物件について
事故物件とは自殺などで人が亡くなったことがあったり、何らかの瑕疵がある物件のことです。相場より家賃が安く、そのため通常の物件よりも入居しやすかったりします。
事故物件の探し方はネット、口コミ、不動産屋の紹介です。ただ、ネットと口コミで探すのは避けたほうがいいでしょう。
口コミはその周辺に詳しい人に話を聞く必要があるのでほとんどの人には無理ですよね。ネットでも探せないことはないですが、全ての事故物件を探せるわけではありませんし、デマ情報もあるので時間を無駄にする可能性があります。
やはり確実なのは不動産屋の人に紹介してもらうことです。物件探しの時に事故物件も紹介してくださいと伝えましょう。その際家賃が安ければいいとか、とにかく入居審査が甘いところがいいとか条件を伝えると話がスムーズになります。
繰り返しになりますが事故物件はおすすめしません。他に入居できるところがなく仕方なく探しているというなら、最低でもどういった理由で事故物件扱いになっているのか聞いてから実際そこに住むのか判断しましょう。
入居審査に通りやすくする方法
入居審査はちゃんと家賃を支払ってくれる人物かどうか見定めるという面が大きいです。これはあらゆる物件について言えます。
家賃の支払い能力があると分かってもらう
無職という支払い能力について信用の低い状態の人が物件を借りにくいというのは当然のことです。ですが他の面で支払い能力が十分にあると判断されれば入居審査に通りやすくなります。
他の面というのは預貯金額とこれまでの家賃やクレジットの支払いについてです。
無職でも預貯金が十分にあればOKという物件がありますし、家賃やクレジットに関してこれまで延滞することなく支払ってきたならある程度信用を得られるでしょう。
物件を探してもらう時に「預貯金審査できるところを」とか「これまで延滞したことないんだけど」などと伝えておくと、不動産屋の人も入居できるところを紹介しやすいです。
ちなみに預貯金審査の目安は家賃の2年分があることです。
内定通知書を見せる
今現在無職だけど内定をもらって仕事をいつから始めるか決まっているなら、内定通知書を見せましょう。審査は格段に通りやすくなります。
仕事先に電話で確認する場合があるので、引っ越し関係で確認の電話がくるかもしれないと上司など職場の人に伝えておきましょう。
まとめ
無職でも部屋を借りやすいのはマンスリーマンション、UR賃貸住宅、事故物件。
家賃の支払い能力あると証明できれば審査に通りやすくなる。以上です。
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