業者を頼らずに自分の持っている軽トラや軽バン、あるいはレンタカーで引っ越しをすると安上がりです。ですが、最大積載量や積み方のコツを知っていないと法律違反になったり事故を起こしたりして逆に高くつくこともあります。
このページでは軽トラ・軽自動車で引っ越しするときのコツや注意点について書いていますので、自分で引っ越しするときの参考にしてください。
軽トラ・軽自動車で引っ越しするときのコツ
レンタルするなら軽トラ
まず引っ越しに使う車について軽トラと軽自動車どっちにしようか悩んでいるなら、軽トラのほうがおすすめです。
理由としては軽トラのほうがレンタル料が軽自動車より安く、運転しやすいものが多く、荷台が開放されているので紐などを使えば荷物をより多く積み込めるからです。
運転しやすいというのは、軽トラのほうが前輪と後輪の長さが短い傾向にあって、軽自動車よりもさらに小回りが利くようになっているからです。狭い道など運転に注意が必要なところを通らなくてはいけない時に助かります。
荷物の積み方のコツ
でたらめに積み込みをすると事故の元となります。重いもの先に下に積みこんで、軽いものを上に積むようにすると安全です。
隙間ができたり、高さが出て不安定な場合はロープなどで固定してください。少し荷物がずれていく程度なら、隙間を緩衝材でふさぐ程度で済むこともあります。
軽トラを使う場合、そのままでは家具や荷物が吹きさらしですし雨の心配もあるので、荷物の積み込みが終わったら上からシートを被せるといいでしょう。
積み込みが終わったら一度運転してみて、問題がないか確認してみることをおすすめします。引っ越しの時に実際出す速度で走り、何回かカーブを曲がったりして荷物がずれていないか見てください。走行中に荷台に人を乗せて見てもらうと確実です。
駐車禁止区域でも警察署で駐車許可が取れる
引っ越し先近くに車を停めると駐車違反となる場合、警察署で駐車許可を取ると問題が解決します。
申請書以外に免許証・車検証・印鑑・周辺の図面や引っ越しを証明するものなど必要な書類があって割と手間がかかりますが、この許可さえ取ってしまえば荷下ろしの時にストレスを感じずに済みます。
あとは引っ越し先の家主さんに駐車する時間を伝えておけばなおいいでしょう。
軽トラ・軽自動車で引っ越しするときの注意点
最大積載量について
軽自動車も軽トラも最大積載量は350kgとなっています。この重さは車体や乗り込む人を除いてのもの、つまり荷物だけの重さです。350kgを超えると過積載となってしまいますので注意してください。
軽自動車でもターボ車などは最大積載量は小さくなります。ターボ車は中のバネが柔らかく作られていて耐荷重が小さいからです。もし軽自動車を使うならその車の最大積載量を確認してください。レンタルするなら店員さんに聞いておきましょう。
引っ越しにかかるリスクは全て自分にかかる
当たり前ですが業者に頼んだ時とは違って引っ越しにかかるリスクは自分が負わなくてはいけません。
万が一事故を起こした時や、荷物を運ぶとき建物などにぶつけたりした時には物損を補填したり怪我の治療費を払わなくてはいけません。
物件近くに駐車する時も問題になることがあり、作業時間が想定よりも長引くというリスクもあります。
最終的に業者に頼むほうが安くつくこともありますので、自分で引っ越しするかどうかはこの点を踏まえて判断しましょう。
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