もしあなたが単身の引っ越しを考えているなら、赤帽か混載便を利用すると費用を抑えられるかもしれません。
赤帽は個人事業主で構成される協同組合組織のことで、混載便とは他の人の荷物と一緒に運んでもらうサービスのことです。
赤帽と混載便を利用した時の料金と注意点について書きましたので、引っ越しする際の参考にしてみてください。。
赤帽を利用した時の料金
赤帽は単身で荷物が少なく、短距離の引っ越しなら安いです。
移動距離20km以内、作業時間2時間以内という条件での最安値は1万3750円です。この料金は繁忙期以外で、なおかつ日曜祝日ではない日中の時のものです。
いろいろ条件はありますがこの値段はかなり安い。料金は改定されることもありますし詳しくは下記のページで確認してください。
赤帽を利用する時の注意点
料金の安さは魅力ですが、赤帽を利用するデメリットもあります。それは引っ越し業者と違ってオプションが少ないことや、提供されるサービスの質にムラがあることです。
荷物の運搬を手伝う必要があったり、段ボールなど梱包材をこちらで用意しなくてはいけなかったりします。
個人事業主の集まりなのでこのあたりはバラバラです。引っ越し業者とは違って提供されるサービスが均一ではないことにストレスを感じることもあるでしょう。
実際荷物の運搬を手伝うことが大変だった、荷物を雑に扱われたなどの口コミを見かけます。
もちろん丁寧に仕事をしている人もたくさんいるでしょうが、過度に期待するのはやめておくほうがいいでしょう。
また、長距離の引っ越しになるほど赤帽のほうが料金が高くなりやすいので、都道府県をまたぐようなら赤帽は選択肢から外してもいいかもしれません。
混載便を利用した時の料金
移動距離など人それぞれの条件で料金は違ってくるので、実際どれくらいかかるのかというのは一概に言えませんが、普通に引っ越しする時と比べて半額になったりもします。
これは他の人の荷物と一緒に運ぶので、その分人件費や高速料金などが浮くからです。複数の利用者で運賃を支払うようなものなので安くなるのは当然ですね。
混載便を利用する時の注意点
このサービスにももちろんデメリットがあります。それは荷物を受け取る日をこちらで指定できないこと、誤配や紛失のリスクが高くなること、荷物が多いと受け付けてもらえないことです。
混載便は荷主から荷物を預かってから配送センターやコンテナに保管し、荷物が集まってから出発となります。なのでどうしてもタイムラグができてしまいます。引っ越ししたらすぐに荷物が届かないとまずいという場合には不向きだと言えます。
誤配や紛失に関してはなんらかの対策はしているでしょうが、他の人の荷物を同じ空間に積み込みしますし、普通の引っ越しよりも荷物の積み下ろしが多くなるのでやはりリスクは高くなります。
万が一紛失などしたら業者が賠償することになりますが、賠償額は経年劣化分を差し引いたものになります。賠償責任には期限があり、荷物を受け取ってから3ヶ月以内に業者に連絡しないといけないことにも注意が必要です。
また、荷物量が多いと当然ほかの人の荷物と一緒に積み込み切れないということが起きます。そんな時は混載便を頼んでも断られますし、荷物を預ける時になって頼みたい荷物が増えたという場合には通常よりも対応が難しくなります。
上記のことを理解して混載便を利用するかどうか決めましょう。
引っ越しの一括見積りをすると混載便を利用できる時は他のプランと一緒に提案されるので、まずは一括見積りをしてみましょう。
まとめ
単身で荷物が少なく、短距離の引っ越しなら赤帽が安い。ただし普通の引っ越し業者よりもサービスの質が低い可能性がある。
単身で荷物が少なく、長距離なら混載便が安い。ただし荷物が届くまでに時間がかかり、紛失などのリスクが高くなる。
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