ベッドや冷蔵庫、洗濯機など特定の物だけ引っ越ししたい時、赤帽に頼むという選択肢があります。
短距離の場合、引っ越し業者に頼むより安くつきやすいので良いと思うかもしれませんが、いろいろと注意点があります。
赤帽に依頼しようとしているなら、まずこのページに書いてあることを読んでください。余計な手間・トラブルを回避できるかもしれません。
赤帽で引っ越しできるかもしれない家具・家電
- ベッド
- マットレス
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- エアコン
- ソファー
- タンス
- テレビ
- マッサージチェア
上記の物は引っ越しの時に困りやすい物です。これらが全て問題なく、赤帽に頼んで運んでもらえたらいいのですが、そうはいかない場合があります。
赤帽の車に積める荷物量
赤帽は軽トラを使うので、荷物の積載量は350kgまでです。また、寸法は幅1.48m、長さ3.4m、高さは2mまでとなっています。これを超えてしまうと法令違反となりますので注意しましょう。
とはいえ大きな家具や家電でも1点なら余裕で積み込めます。家の中で一番重い家電といえば冷蔵庫でしょうか。500Lの冷蔵庫で100kg前後、700Lという大容量でも140kg前後です。
なので〇〇だけ引っ越ししたいというなら積載量は気にしなくてもいいでしょう。
折り畳み式以外は赤帽でベッドを引っ越しするのは無理かも
引っ越しする時、最も扱いに困りやすいのがベッドです。なぜならベッドはそのまま運べないことが多いので基本的に解体し、引っ越し先で組み立てなければいけないからです。
この解体と組み立てがなかなか大変です。ベッドによってはネジを使うだけでなく、接着剤を使用していたりして、無理やり解体はできるけれどその後組み立てられないという場合があるのです。
そのため引っ越し業者にですら運ぶのを断られることがあります。
ベッドが折り畳み式、あるいはそのままでも運べる場合や、自分で解体も組み立てもできるなら赤帽に頼めます。
冷蔵庫はサイズによっては赤帽で引っ越しできないかも
赤帽の作業員は基本一人です。なので一人で運べないと荷主が手伝うことになるのですが、冷蔵庫のサイズによっては二人でも運べないことがあります。
500Lの冷蔵庫となると重さは100kg前後です。荷台を使って運ぶにしてもある程度持ちあげる作業はあります。赤帽の人と荷主2人で100kg、冷蔵庫というとっかかりがあまりないものを持ち上げられるでしょうか?
もし赤帽に頼むなら、何リットルのもので何キロある冷蔵庫だけど大丈夫ですかとちゃんと聞いておきましょう。
洗濯機は室内に置くなら業者に頼んだほうがいい
洗濯機もドラム式になると80kg前後とかなりの重量があります。それも問題となりますが、一番気を付けてほしいのは洗濯機を室内に設置する場合です。
洗濯機は正しく設置しないと給水や排水がうまくできず、水漏れが起きてしまうことがあります。
赤帽の中にも洗濯機の設置になれた人もいて、取り付けまでやってくれる人もいます。ですが取り付けはサービス対象外となっていれば自分でしなければなりません。
もしマンションに住んでいて、下の階にまで水漏れを起こしてしまったなんてことになればとても迷惑ですし、修繕費などを支払わなくてはいけなくなります。
なので特に室内洗濯機の場合、設置作業に自信がないなら赤帽はおすすめしません。運搬から設置まできちんとしてくれる業者に頼むのが無難です。
それでも何らかの理由で赤帽を利用したいというなら、洗濯機の設置までしてくれるところを探しましょう。
エアコンの取付け・取外しができる赤帽もある
個人事業だからエアコンの取付けや取外しなんかはできないんじゃないかと思われるかもしれませんが、少数ながらできる人もいます。
全国の赤帽が探せる赤帽サーチというサイトがあります。ここで”エアコン取付”にチェックを入れて簡単に探せます。
ただ本当にできる人は少ないです。2020年10月19日に検索してみましたが、全国の赤帽7452件に対してエアコン取付可となっているのが165件で、都道府県によってはヒットがありませんでした。
お住いの地域に対応できる赤帽がない場合は他の業者に依頼するしかありません。
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