引っ越しの際、植木や庭木はどうすればいいのかご存じでしょうか?このページは植木・庭木の引っ越し、土の処分の仕方について書いています。
植木・庭木を捨てる方法
木の引っ越しは大変そうだから処分しようと判断する人は結構います。
鉢植えサイズの植物は普通にゴミとして出せます。ただし自治体により出せるゴミのサイズが決まっていますので、観葉植物などある程度大きいものは植木ばさみやノコギリなどを使ってコンパクトにしてから出しましょう。
鉢植え・プランターは各自治体の指定通りに捨ててください。
伐採が必要となる庭木を捨てる場合は造園業者に頼むのが無難です。比較的小さいサイズの木であれば自分で伐採するのもいいかもしれませんが、工具を買う費用や刃物を扱う危険があることを頭に入れておいてください。
また、自分で伐採した後の木はクリーンセンターに持ち込むことで処分できます。
大手の引っ越し業者なら造園業者と提携していることもある
評判のいい引っ越し業者でも植物の引っ越しは受け付けていないことがあります。これは植物の運搬は特殊で他のものと同じように運べないと判断されるからです。
そこで大手の引っ越し業者の中には、造園業者と提携してオプションとして運べるようにしているところもあります。
木だけの引っ越しを考えているなら造園業者に頼めばいいですが、家の引っ越しを考えているならまずは引っ越し業者に木も運べますかと聞いてみるといいでしょう。
補償はないけど運んでくれるところは多い
鉢植えしているようなトラックに積み込めるサイズであれば、引っ越しスタッフで他の荷物と同じように運べるけど、枯れたりしても補償はしないという業者は多いです。
上記のようなオプションで頼むよりも安く済むというメリットはありますが、植木がダメになる可能性は高くなると思ったほうがいいです。
鉢植えの水対策と梱包
もしこの条件で運んでもらうなら、梱包は自分でしなくてはいけません。その際は以下のことに気をつけてください。
- 水漏れしないように水やりの量を減らしておく
- 土がこぼれないようビニールで包み、空気穴を作っておく
- 段ボールに入れる場合は、中で動かないように緩衝材で隙間を埋めて上は開けておく
水やりは2日前から減らしておくといいようです。土こぼれ対策に段ボールを使う場合はビニールで包まなくても構いません。
土の処分について
植木や庭木を運べるようにする際、いらない土が出てくることがあります。これは山などに勝手に捨ててはいけません。
家庭で使った土はたいてい肥料や農薬が混ざっているので、これをそのまま捨てるのは不法投棄となるからです。
土の扱いは各自治体により違います。不燃ごみとして回収してくれるところもありますが、多くの自治体では回収対象ではありません。
自治体で回収してくれるなら無料のはず(かかっても安いはず)なのでそちらを利用しましょう。
自治体で回収を受け付けていない場合は、お住まいの地域の残土処分業者の中で土の回収をしてくれるところを探すといいでしょう。もちろん有料になりますが、少量であればそんなにお金はかかりません。
トラックなどで自宅まで回収に来てくれるところもありますが、人件費や燃料費などがかかるのでこれは高くなります。できれば持ち込みするのがおすすめです。
予約がないと受け付けていないこともあれば、反対に予約がなくとも持ち込みできるところもあります。業者のホームページで確認しておきましょう。
いらない土が大量に出るなら別ですが、トラック一台でいくらというところよりも、ビニール袋や土嚢1袋から受け付けているところを利用すると安く済みます。
木の引っ越しをする時でもまずは一括見積もりするほうがいい
CMも結構していますし、引っ越しをする時は一括見積もりをすると得になるというのはもう多くの人が知っていると思います。
けれど木も引っ越しとなると「対応してくれるところも少ないだろうし、近場でやってくれるところを探そうか」あるいは「木は別で造園業の人に頼むか」と思う人もいるでしょう。
ですが木の引っ越しをするなら、なおさら一括見積もりはしておいたほうがいいです。なぜなら通常の引っ越しよりもぼったくりにあう可能性が高いからです。
木をどこかに移し替える作業にいくらかかるか、相場はパッと出てくるでしょうか?おそらく一般の人では出てこないと思います。
依頼者にも分からないだろうと踏んで、造園業をしている人の中にはできるだけマージンを取ろうと思って吹っかけてくる人もいます。適正価格は5万円くらいなのに理由をつけて20万円を提示したという話など実際あります。
ですが一括見積もりをして、その中で木の引っ越しもしてくれ、なおかつ安いところに頼めばこういった心配がありません。
引っ越し業者が少ない利益で仕事を取るのに、提携している造園業者に高いマージンを渡すはずがないからです。
むしろ契約を取るために引っ越し業者が造園業者に値段交渉をしてくれる可能性すらあります。
なので一括見積もりはちゃんと取ることをおすすめします。
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