政府統計e-statの調査データを見ると、全国の一人暮らしをしている人の一月あたりの食費は、平均で3万後半~4万強となっています。
もちろんこれは平均なので、自炊をメインにしている人はこれより結構安くなりますし、反対に外食をメインにしている人は5万円を超えたりします。
一人暮らしの食費の内訳
4万円前後も何に使っているのか、食費の内訳はだいたい以下のようになっています。
魚介類:2000円
肉類:2000円
乳製品:1500円
卵:300円
野菜・海藻:3500円
果物:1500円
油脂・調味料:1500円
菓子類:2500円
調理食品:6000~7000円
飲料:3000円
酒類:2000円
外食:7000~1万強
やはり食費で一番割合を占めているのは外食、次に調理食品ですね。
外食に関してはコロナ禍以前はだいたい1万を超えていましたが、2020年中ごろから後半は1万円を大きく下回ったようです。
食費の節約・安くする方法
自炊する
食費を抑えるうえで一番効果的なのが自炊することです。
外食にすると食べ物に対してだけでなく、人件費として支払う金額が多くなるので、食費がかさむのは当たり前と言えるでしょう。
スーパーに並んでいる食材を買うのも輸送費や管理費などがあるので、厳密にいえば人件費として払っている分はありますが、外食のそれとは比較になりません。
近くにあるスーパーの食品が多少高めでも、全食自炊にすると月当たりの食費を3万円に抑えることは割と簡単です。
割高なお店では買わず、スーパーで安く買う
昔の主婦のイメージで、1円でも安ければ遠くのスーパーに買いに行くなんていうのがありますがそこまでする必要はありません。
まずはコンビニで買う癖がついている人はスーパーに行ってみてください。同じような商品でも大抵はスーパーのほうが安くなっているはずです。
そしてスーパーに行くのに慣れたら、もっと安いスーパーが近場にないか確認してみてください。
安売りのスーパーとキャッチコピーを出していても、そこで全商品が最安値で買えるわけではありません。
自宅から距離のあまり変わらない別のスーパーのほうが、野菜が2割も安かったなんて結構あることです。
あと「加工されていない冷凍食品」は生のものより大幅に安いこともあります。特に普段冷凍コーナーはあまり見ないという人は、チェックすることをおすすめします。
食品ロスを抑える
ここでいう食品ロスは、食べ物を残したり腐らせたりして捨てたもののことです。
一人暮らしでは、気を付けていないと消費期限の短い野菜や果物を腐らせてしまうことが結構あります。
もったいないということもありますが、野菜と果物は食費の内訳でも結構占める割合が多く、食費の面から考えても食品ロスは見逃せません。
特に一度の買い物でいっぱい買う人は注意したほうがいいでしょう。
ちなみに野菜の切り方ですが、キャベツや白菜を切る時にどうしているでしょうか?
野菜はカットしたところから悪くなっていきます。キャベツや白菜は最初に半分に切っているという人はかなり多いと思うのですが、これではその断面からどんどん黒くなっていき、可食部が減っていきます。
これらの野菜は葉を一枚一枚はがしていって使うと、カット断面ができないので持ちがよくなりますよ。
通販で安く買う
食品は基本的にスーパーで購入したほうが安いのですが、品目によっては通販のほうが安いこともあります。
例えばお米です。
産地やブランドが違うからというのもありますが、ネット通販では送料無料(あるいは込みで)お米5kgあたり1500円を切るものもあります。
あとはアーモンドやくるみといったナッツ類も、通販のほうが安い傾向にあります。
通販サイトを見てみると意外なものが店売りよりも安かったりするので、よく購入するものだけでも価格を確認しておくことをおすすめします。
栄養バランスがいい食事をしても食費は月2万円には抑えられる
ここまでいろいろ書いてきましたが、まとめると自炊・安く買う・ロスを減らすの3つです。
この3つがちゃんとできれば、食費を月2万円に抑えることは可能です。
食費を削ろうとするあまり栄養の偏った、いわゆる貧乏飯ばかり食べる人もいますが、月2万円というのは栄養バランスが取れた食事をしても達成可能な数字です。
今食費がやばいな、安く抑えたいなという人は、ここに書いてあることを一つでもいいので試してみて、食費を抑えるコツをつかんでいってはどうでしょうか。
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