物件を探す時、まずマンションに住もうかアパートに住もうかで悩む人は多いはず。
それぞれにメリット・デメリットがあり、部屋を借りる前に確認しておいたほうが後悔が少なくて済みます。
このページではマンションとアパートの違いやそれぞれのメリットとデメリットについて書いていますので、部屋探しの参考にしてみてください。
ただし物件によってかなり差があり、ここに書いてあることが全てのマンションとアパートについて当てはまるということではありません。おおまかな違いとして認識してください。
マンションとアパートの違い
マンションはコンクリート造り(鉄筋コンクリート造や重量鉄骨造)で建物の階数が多く、アパートは木造か軽量鉄骨造りで建物の階数が少ないという違いがあります。
マンションは3階以上で、アパートは2階以下となっていることが多いですが、アパートでも3~4階建てのものもあります。
マンションに住むメリット
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オートロック付きの物件が多い
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高階層に住める
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気密性が高い物件が多い
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エレベーター付きの物件が多い
空き巣などの犯罪を完全に防げるわけではありませんが、いたずらレベルのものをされる可能性はかなり低くなりますし、やはりオートロック付きのほうが安全性は高いです。
基本的に高階層のほうが防犯性が高いです。ただし空き巣は最上階から狙う場合があるので過信は禁物です。また、高階層は虫が入ってきにくいというメリットもあります。
気密性が高いとエアコンの効きが良くなり、外の空気を遮断しているので外の臭いを気にせずに済みます。ただし築年数が多い物件だと、建物が劣化していて隙間風が吹き込むこともあります。
エレベーターが利用できると上下階への移動が楽です。重い買い物袋を提げて階段を昇らなくて済みますし、引っ越し時などに荷物の搬入がスムーズにできます。
マンションに住むデメリット
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湿気がこもりやすい
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家賃が比較的高い
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エレベーター待ちすることもある
気密性が高いので、換気扇をつけて窓を開けないと部屋で料理をしたりお風呂に入ったりして発生した湿気が出ていきません。そのままにしておくと結露やカビの発生に繋がるので気をつけましょう。
マンションはエレベーターやオートロックなどアパートに比べて設備が多いです。そのため管理費用がかかり家賃が比較的高くなります。
エレベーターは他の住人も利用します。高層マンションにもなると数分待つことになることもあるでしょう。
アパートに住むメリット
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家賃が比較的安い
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すぐに外に出られる
マンションに比べアパートは設備が少ない分、家賃が比較的安いです。
マンションはエレベーターや非常階段を使って1階に降り、エントランスを通って外に出ます。対してアパートは1階なら玄関を出ればすぐ外ですし、2階以上に住んでいても階段を下りれば外に出られます。
アパートに住むデメリット
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誰でも玄関扉前まで来れる
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防音性が比較的低い
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火事になると延焼しやすい
アパートはオートロックがない物件がほとんどで、こちらが許可せずとも誰でも玄関扉前まで来れるようになっています。
そのため、空き巣だけでなくいたずらされる可能性も高くなります。
木造であるアパートのほうが防音性が低いとされています。ただしコンクリート造りのマンションであっても、隣との壁は薄くて音が聞こえてくることも割とあるので、物件それぞれの差が出ます。
木造なので延焼しやすいです。全国で見ると火災は一日あたり100件以上発生しています。不動産会社から勧められるとは思いますが、アパート・マンションに関わりなく火災保険には入っておくほうがいいです。
アパートとマンションどちらに住むのがいいか
それぞれのメリットとデメリットを挙げましたが、どちらに住むのがいいかというとマンションのほうがおすすめです。
やはり設備が整っていることと、防犯の観点から見てもマンションのほうが優れていることが多いからです。
ただアパート住みは安上がりだというのは見逃せない大きなメリットです。少々のことは目をつぶってでも、月々のコストを少しでも安くしたいと考えるならアパートが魅力的に見えるでしょう。
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