インターロッキングの施工方法2パターンとメリット・デメリット

インターロッキングの施工方法2パターンとメリット・デメリット 住宅・建築

インターロッキングと一口に言っても施工方法は会社によって違います。

大きく分けて「ブロックと砂で作る方法」と「コンクリートとモルタルを下地に使う方法」の2パターンがあり、ここでそれを紹介していますので、DIYや施工会社に頼む時の参考にしてみてください。

ブロックと砂で作る方法

こちらの方法は従来からの施工方法です。

まず必要な深さまで地面を掘って転圧、次に砕石を敷いて転圧、敷砂を敷いてその上にインターロッキングブロックを並べていき、目地砂を充填して転圧して一旦終わりです。

雨が降るなどして目地砂が流れていくと、その度に目地砂の補充と転圧を行います。

これを見越して一旦完成した後に自分で水を撒き、目地砂の充填や転圧を何回か繰り返すという方法もあります。

※当然ですが施工する際に水勾配をつけて水はけを良くします。下記の方法でも同じです。

コンクリートとモルタルを下地に使う方法

こちらは後から出てきた施工方法です。砕石を敷いて転圧までは上記と同じ。

それからコンクリートを打設し、その上に空練りモルタル、インターロッキングブロックを並べていき、目地砂を充填して終わりです。

前者の方法では時間が経つとブロックがガタガタしてくるから、駐車場にはこちらの方法を使うという意見があります。

ただしインターロッキングブロック舗装技術協会によると、空練りモルタルを使用すると逆に不具合が発生する可能性が高くなるとしています。

参照:インターロッキングブロック舗装 Technical Report-材料編2-(敷砂)

それぞれの施工方法のメリット・デメリット

ブロックと砂で作る方法

こちらの方法はまず安価であること、それと施工の手間が少ないことが優れています。

デメリットはモルタルによるブロックの固定などをせず、砂とブロックのかみ合わせのみとなっているので、仕上がりが施工者の技術に大きく左右されることです。

コンクリートとモルタルを下地に使う方法

こちらのメリットはコンクリートとモルタルによってしっかり固定させるので頑丈になることです。

デメリットはコンクリートを使うので費用が高くなることと、インターロッキングブロック舗装技術協会の主張が正しいとすると、どんなに上手く施工しても後々不具合が出てきやすいことです。

また、なんらかの不具合が出てきて修繕しなければならくなった場合、コンクリートの打ち直しから全部作り直すとなるとその際にも高くつきます。

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