窓を開けて換気すると虫が入ってきたり、部屋の温度が上下するのが嫌だから空気清浄機だけを使って生活したいという人もいるかと思います。
しかし空気清浄機の稼働だけでずっと快適に過ごせるわけではないので、ちゃんと窓も開けて換気することをおすすめします。
空気清浄機では取り除けない物がある
空気清浄機はフィルターなどを使って様々な健康に害のある物質を除去できます。
ですが二酸化炭素など分子量の小さいものは除去できません。
なので外の空気との換気をせず、空気清浄機を稼働させるだけで過ごしていると、空気中の二酸化炭素濃度が上がります。
二酸化炭素は空気中に当然含まれているものですが、濃度が上がるとめまい、頭痛、ぼーっとするなどの症状が出てきます。
なので定期的に窓を開けるなどして換気をすることをおすすめします。
二酸化炭素濃度と出てくる症状
普通、空気中に含まれる二酸化炭素の濃度は250~350ppmです。
だいたい1000ppmを超えてくると不快感を感じる人が出てきて、その倍の2000ppmでほとんどの人が不快感を感じます。
上記した以外にも眠気、倦怠感、吐き気、心拍数の上昇などの症状が出てきます。
1万ppmにもなると死亡する可能性もあります。
どのくらい時間が経つと換気するのがいいか
空気の入れ替えがない状態で、8畳の部屋に大人2人がいると45分ほどで1000ppmとなります。
理想的には二酸化炭素濃度が1000ppmを下回る状態を維持できるようにするといいので、この場合45分~1時間おきくらいには換気するといいでしょう。
実際の生活では隣の部屋との空気の入れ替えが起こったりするのでそこまで神経質になることはないですが、締め切った部屋だと割とすぐに悪影響が出てくる濃度になるので注意が必要です。
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