地震や直物の根、盛り土の転圧不足などが原因で敷地内が地盤沈下することがあります。
基礎には達していないから家には影響がないだろうと放置している人もいるかと思われますが、地盤沈下により下水管の逆勾配が起こっている可能性が結構あるので放置せずに修繕工事を依頼することをおすすめします。
下水道管の逆勾配とは
施工不良がない限り、通常家の下にある下水道管は下水道へ向けてすべり台みたいに斜め下となるように配置されています。
上水道と違って下水は水圧がかかってないので、このように斜め下への勾配がついていないと流れていかないからです。
下水管の逆勾配というのはこれが反対となっている、つまり家の下にある下水管から下水道へ向けて斜め上になっていることを言います。
例えとしてすべり台と言いましたが、この勾配はあまり角度がついていません。
かなり緩やかな勾配なので、地盤沈下の程度が小さくても逆勾配となってしまう可能性は結構高いのです。
逆勾配になるとどうなるか
下水道管が逆勾配になると、生活排水などの下水が下水道へスムーズに流れていきません。
その結果、汚物が下水道管に長時間留まってしまうことになります。
特に油分などが下水管にこびりつき、下水道管の詰まりが生じたりします。
このような状態になると台所や洗面所などの水回りが臭ったりします。
地盤沈下が確認されたら早めに修繕依頼を出す
上記したように地盤沈下があると下水道管の逆勾配が起こっている可能性があります。
また、沈下が家の基礎に影響を与える場合、家そのものが沈下したり傾くおそれがあります。
地盤沈下が起こったら放置せずに、できるだけ早めに修繕工事を依頼することをおすすめします。
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