玄関や勝手口にコンクリート製の踏み段がある場合、長年住んでいると高い確率で家と踏み段の間に隙間ができます。
基本的に建物に直接悪影響があるわけではありませんが、シロアリが問題となる可能性が高くなります。
隙間を放置しておくとシロアリが通るようになるかも
上述しましたが踏み段との隙間ができてすぐにどうこうなるわけではありません。
しかし放置しておくとシロアリの通り道になってしまう可能性があります。
小さな隙間は湿気が溜まりやすく、シロアリにとって快適な環境です。
シロアリは0.6mmもあれば通れるので、わずかな隙間だからといって油断できません。
踏み段の隙間ができる理由
玄関や勝手口と踏み段の間になぜ隙間ができるのか。それは踏み段が家と別個(外付けの物)となっていること、下の地面のわずかな沈下などが原因です。
踏み段が家とは別個になっている状態で、踏み段の下の地面が沈下したら、踏み段だけがズレることになります。
隙間ができたら施工不良を疑うかもしれませんが、時間経過でかなり起こりやすいことなので、隙間がそんなに大きくなければ施工不良とは言えないでしょう。
しかしこれを事前に起きにくくする対策はあります。
踏み段の隙間対策
踏み段と家の基礎を連結させる
家の基礎にドリルで穴を開け、ホールインアンカーを打ち、踏み段の配筋と連結させます。
こうすることによって踏み段と基礎が離れなくなります。
DIYで踏み段を作る時には検討してみてください。
また、施工会社に頼む時でもこの方法を提案してみるといいでしょう。
置くだけのステップを使う
建設会社にコンクリートの踏み段をつけてもらうのではなく、自分で踏み段だけ購入するという方法もあります。
玄関には不向きですが、勝手口の踏み段としては置くだけのステップでも十分です。
ステップの中身が空洞になっていて、収納としても使える商品もあります。
ステップの高さや全体的なサイズ、デザインが合うものを自分で探さなくてはなりませんが、上手く合うものが見つかれば簡単に問題が解決します。
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